混合残留物を除去する方法

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極性溶剤、例えば水などは、塩などの極性の汚れを除去するために使用されることはご存知かと思います。また、非極性溶剤、例えばヘキサンなどは、油やグリスを除去する際に使用されることもご存じでしょう。しかし、両方のタイプの汚れが混合した残留物については、どのように除去することが望ましいでしょうか。

“混合溶剤が要因”となる結果とならないために

極性物質と非極性物質が混合した汚れを除去する際、極性溶剤と非極性溶剤を混合したらどうかと思われるかもしれません。しかしながら、これら二つの溶剤は混和できません(酢と油を考えてみてください)。

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他には、極性溶剤で清掃してから非極性溶剤で清掃する、つまり、2回の清掃を行なえば良いと思われるかもしれません。これは有効でしょうが、2倍の時間と手間を要します。

より良い方法は、混合溶剤、例えば水(誘電率80)とイソプロピルアルコール(誘電率18)のような混合溶剤を使用することです。これらはあらゆる比率での混和が可能であり、その混合溶剤は、混合残留物の除去に適しています。残留物に油やグリスが高い割合で含まれている場合は、イソプロピルアルコールの含有率の高い混合溶剤を使用します。

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